ビジネス

ホモシステイン酸の減少に働くHASETOL(ハセトール)通信_Vol1

HASETOL(ハセトール)通信_Vol1

世界の認知症、2050年に3倍

各国が認知症を減らす対策をとらないと、世界の患者数が2019年の5700万人から50年4までに1億5300万人と約3倍に増えるとの推計を米ワシントン大などのチームがまとめ、2022年1月6日付けの英医学誌ランセットの姉妹紙に発表した。日本は分析の対象国の中でも最も増加量が低いとされているが、それでも412万人から約1.3倍の524万人になるとしている。
研究では195の国と地域にどれぐらい認知症の患者がいるのかを推測し、リスクと考えられている喫茶、肥満、高血糖、低教育歴の軽4項目の推移を考慮した。その結果、全ての国で患者が増加すると予測。人口増加と高齢化が主な原因という。
【共同通信2022年1月7日】

エーザイ新薬に関するニュース

アルツハイマー新薬「アデュカヌマブ」、承認見送り、「現時点で有効性判断は困難」2021年12月22日

厚生労働省の薬事・食品衛生審議会の専門部会は22日、認知症の7割を占めるアルツハイマー新薬「アデュカヌマブ」について、「現時点のデータでは、有効性を明確に判断することは困難」として承認を見送り、審議を継続するとした。追加の臨床試験データの提供を待ち、再審議する必要があると判断した。

ニプロのHPで公開している研究発表内容

更新日:2021年7月16日

研究番号 2020009
入手する試料・情報 認知症患者および健常者の血液・髄液・性別・年齢・診断名(特定の個人を識別することができる既存試料・情報は提供を受けない。)
利用目的・利用方法 認知症に関し、従来の髄液中バイオマーカーや画像による診断よりも、簡便に実施可能な血液中バイオマーカーを探索することを目的とする。
試料・情報の入手先 NCNPバイオバンク(国立精神神経研究センターバイオバンク)
利用者の範囲 ニプロ株式会社
ニプロ株式会社 研究責任者 総合技術研究所 第3研究開発部 吉田 博

長谷川先生のプチ口座

テーマ 配偶者のリスクは1.7倍

■ 対象者 :784人の健常な高齢者(女性307人と男性477人)とその配偶者を追跡した結果になります。
■ 平均年齢:参加者の平均年齢は約75歳でした。そしてその配偶者の平均年齢は約74歳でした。
■ 調査機関:2010年から2020年の2年ごとの観察
■ 検証結果
784人のうち、認知症を発症した方は121名(15.4%)でした。
784人のうち、認知症を発症しなかった方は633名(84.6%)でした。
121人の認知症を発症した配偶者を追跡調査すると認知症を発症した割合が、38.8%でした。
633人の認知症を発症しなかった配偶者を追跡調査すると認知症を発症した割合が、22.6%でした。
夫婦のどちらかが認知症を発症すると配偶者も認知症になるリスクは、1.7倍になる事が証明されたことになります。

-ビジネス
-, , , , ,